九州産業大学付属九州高等学校
福岡, Japan
- Architecten
- 工藤和美 + 堀場弘 / シーラカンス K&H
- Locatie
- 福岡, Japan
- Jaar
- 2013
第1期
福岡市にある私立高校の創立50周年記念事業の一環として行われた第1期工事。第二体育館・温水プールと校舎の建替え計画。斜面地で高低差のある限られた敷地から第二体育館は周辺への圧迫感を抑えながらラウンド状の個性をもった形とし、正門側の顔となっている。1階のプールは現場打ちPCの構造が連続して見える力強い空間に、2階のアリーナは建物の形状を活かしたアーチ状のトンネル空間をつくり、北側から十分な光を取り入れた明るい体育館とした。新校舎棟は白を基調とした既存の校舎を継承しながら、木内装を施して柔らかい温かみのある室内とし、校舎全体が明るいイメージになるようにした。
第2期
福岡市にある私立高校の創立50周年記念事業の一環として行われた第2期工事。旧室内プール跡地にコミュニティホール・アカデミックプラザ・アートライブラリーからなる学園の新しいコミュニケーションの場の計画と部室棟の新築計画。建物はラウンド型となっていて、耐久性と透過性を実現するアルミキャストのスクリーン越しに2階のアートライブラリーが見える。コミュニティホールは、固定席と可動席合わせて608席を備え、学年単位の学習活動に活用ができる。外壁・内壁・天井面にはガラスの開口部を設け、自然光が入る明るいホールとした。1階のアカデミックプラザは、文科系の部活動スペースで、間仕切りのないオープンスペースとした。2階のアートライブラリーは、読書空間としてだけではなく、学園のコレクションアートや美術科の作品を展示できるようし、身近にアートを感じられる空間としている。
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