Slices of Time
London, Great Britain
Video © emmanuelle moureaux architecture + design
- 場所
- NOW Gallery, London, Great Britain
- 年
- 2020
ロンドンのグリニッジ天文台にほど近いNOW Galleryにて、新作インスタレーション「Slices of Time」を発表した。本作品は、グリニッジの本初子午線が世界の時間の基準であることやギャラリーの名前「NOW=現在」からインスピレーションを受け、「過去」、「現在」、「未来」を、120層の「時間の断片=Slices of Time」として表現している。
これらの層を描いているのは、規則正しく3次元のグリッド上に整列させた168,000ピースの小さな数字。1層に1西暦を描き、120層を通して、未来の100年(2020~2119)と過去の20年(2000~2019)を可視化している。未来の100年分の西暦はそれぞれ異なる色となっており、100年100色100層であるのに対して、過去は白で表現している。
作品を真正面に臨むと、まるでギャラリー内に浮かぶ地球のように見え、奥へ進むと、過去と未来の間には文字通りスライスされた「現在=NOW」の空間が存在している。
また、来訪者がそれぞれの大切な日付を考えるきっかけとなるインタラクティブ要素も用意された。白い丸い紙にカラフルなペンで思い思いの大切な日付とその理由を書き、ギャラリーのウィンドウの時間軸に貼ることで、作品に参加することができる。
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