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2011年に長い歴史に幕を閉じたＪＲ仙台駅前の「仙台ホテル」の跡地、複合商業施設「EDEN -The Landscape Valley-」がつくられた。その施設のランドスケープデザインを担当した。 仙台の都会の中で、訪れる人を癒す楽園のイメージから、コンセプトは「EDEN」になった。 EDENという名前は「SENDAI HOTEL」のアナグラムにもなっており、仙台ホテルの頃の記憶を残すことも心がけながらデザインが進められた。 庭をデザインする過程で、できるだけ無垢な素材を使おうと考えた。それにより、EDEN/創世記の原始的な世界観を表現しようとした。 それは、土を固めて作ったベンチや、無垢な鉄でつくった鉢などで実践されている。 季節にあわせて、草花を植えることで、一年を通してみずみずしい空間になるように考えた。 計画の途中で、東日本大震災に見舞われたが、沢山の関係者の多大な努力によって、実現に至った。