YAP / YAMATE apartment
神奈川県横浜市, Japan
- Architekten
- 土田拓也/no.555 一級建築士事務所
- Standort
- 神奈川県横浜市, Japan
- Jahr
- 2015
築42年の横浜山手のリノベーション。
躯体以外のものは全て取り外し、100㎡弱のワンルームとしている。
私は常々、利便性が人の進化を鈍化させ、過剰な物量が不便を生むと考えている。
必要最低限で、大切にしているものを維持していけばよい。
そして、必要になれば後から追加していけばいいのだから。
床から720mmの高さで塗り止めしている白色塗装は、長年使用しているソファに寝そべった際に埋もれる高さとしているが、仕事から帰り、寝そべった際に「頭を白紙に戻す」といった暗示のようなもの。
私はいつも施主にこう言う。
「やりすぎない方がいい、少し物足りないくらいがいい」と。
住み出して方から物が入り、少しずつ何かが増えていくので、そのくらいが丁度いいのだ。
これからも生活に合わせて、少しずつ付け足すことを楽しむ「わたしのうち」である。
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