上野毛ハウス
東京, Japan
- Architekci
- 川辺直哉建築設計事務所
- Year
- 2010
該当敷地「開発エリア」とすることで、位置指定動路を解除し、そのエリア内に新たに道路をつくりました。引き込んだ道路に接続する敷地の四周を空けて長屋形式とすることで、外部に対して適度な距離を保っています。各住戸への独立したアプローチは、空地の確保や避難経路への対応なしで植栽のある外部環境と触れる機会になることを考えています。さらに、建物を威圧的なワンボリュームとするのではなく、「分割」や「ずれ」を用いて南北に抜けを設け、各住戸の外部に接する面積を増すことで、最適位置と思われる開口部からの採光、通風と共に、風景として外部環境を内部に取り込むことを試みています。外部階段下部は住戸とし、各住戸断面を立体的につくることで、通常のワンルームマンションにはない動きをもたせると同時に、住戸同士の視線の交錯を避けながらも閉じることなく自然と外部環境に溶け込むかたちを目指しています。
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